文の成分
文を文節まで分解した場合、文節はその働きによって下のように分類されます。
- 主語
- 誰が(何が)を示す文節です。述語にかかっていて、述語が表す事柄の主体になる。
- 述語
- 主語の動作・作用・性質・状態を示します。
- 修飾語
- 後に続く文節を修飾する。必ず修飾する文節より先にきます。
- 接続語
- 文や文節をつなげる役割をしています。
- 独立語
- 他の文節とは関係なく、感動や応答を表します。
また二つ以上の文節が合わさって1つの意味を作る連文節は、 「主部」「修飾部」といった様に〜部という呼び方にかわります。
文の構造
- 単文
- 主語と述語が一度だけ使われている文です。
- (例)猫が鳴くor猫がニャーと鳴く
- 重文
- 主語と述語が二回以上使われている文です。
- (例)猫が鳴いて、犬が吠えた。
- 重文は、それぞれを分けても意味が通じる単文の連続となります。
- 複文
- 述語が複数使われている文です。
- (例)猫を見た犬が吠えた。
- 上記の文では、猫は主語になりえません。猫を見たのも吠えたのも犬です。
複文はちょっとわかりにくいのですが、主語(連文節なので主部)が「猫を見た犬が」までと考えてみると、 「猫を見た」という部分は犬の修飾部であることがわかります。
複文は修飾部に述語が含まれる文と言えます。