基礎の基礎から始める
日本に生まれ日本語を母国語とするならば、いちいち頭の中で考えずとも言葉は口から出ます。 でも、そこはあえて英語を勉強した時と同じ様に、1から勉強する事で新たな発見があるかもしれません。
- 最小単位「単語」
- 言葉をそれ以上に分解できない所まで区切ったものを、単語と言います。
- (例)今日は晴れだ。→今日/は/晴れ/だ
- 意味が通じる「文節」
- 確か義務教育では、「〜ね」を付けて意味を成すのが文節であると習った記憶があります。 そこで区切っても大体の意味が通じるものを文節と言います。
- (例)今日は晴れだ。→今日は/晴れだ
- 内容がわかる「文」
- 文節が集まって、一通りの内容を作っているのが文です。句点「。」が文の区切りとなります。
- (例)今日は晴れだ。→これが文
- 一文字開ける「段落」
- 縦書きでは基本的に初めの一文字を空白にして、段落であることを表します。横書きでは改行部分となります。 通常の会話では意識する事は無いでしょうが、文章を書く上では重要な意味を持っています。 下に別途まとめてあります
- ようやく完成する「文章」
- これら全てがまとまったものを、文章と呼ばれるものです。大雑把に言ってしまえば、 このページの上から下までが文章というわけです。
段落を使いこなす
よくレポートなんかを書くときに、自分で読み返していても「?」となるような、 支離滅裂な文章になっていませんか? 段落の使い方を意識していれば、少しは改善されるかもしれません。
- 形式段落
- その名の通り、形式上段落としている文の集まりです。見やすさや、 流れとして区切りたい所などで段落にしていきます。
- 意味段落
- 上記の形式段落を、同一の内容として1つにまとめたのが意味段落です。
- このページ内の内容は…
- 赤線・赤字で小見出しが付いている段落、これが意味段落です。
- 意味段落の中にある段落(例文などを提示する為に改行している部分)が形式段落です。
- 更に言えば、「段落を使いこなす」などの見出しで区切られている部分。これが節です。
段落の説明なのに節というものが出てきましたが、要は意味段落が集まって1つの区切りになっているのを、 一節・二節という単位で表します。もっと大掛かりな文章になると、節が集まって「章」となります。
章や節の使い方は、文章の長さ・形態によって様々なので省きますが、大切なのは 意味段落(または節)には見出しが付けられるということです。見出しを使う文章構成をするのなら、 意識してみると良いかも知れません。